日本からイギリスに進出し、直接取引をしてい企業は
約200社、間接を含めると2000社を超えています。


その企業の内の約8割は、日本からの輸出や
イギリス国内で生産をしてEUなどに輸出をしている企業です。


また、イギリスと貿易をしている諸外国も影響を受け、
その諸外国の経済が落ち込めば、イギリスと貿易をしていなくても、
その諸外国と貿易をしてる日本企業も影響を受けます。


日立製作所のイギリスeu離脱での影響は?


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日立は安全で自由度が高く、透明性があるという国柄を
前提に英国での事業に取り組んできました。

日立イギリス工場は昨年9月に完成したばかりで、
投資額は8200万ポンド(約128億円)で、
今後、組み立て要員など約730人を雇う計画でした。



イギリスがEUに残留する事はなくなりましたので、
日立製作所の鉄道部門のグローバル戦略に対して、
大きなダメージは避けられません。

日立製作所は、EUの単一市場
(域内なら関税や煩雑な各種手続きが不要)を前提に、
鉄道部門の欧州での拠点をイギリスにしています。


日立は、イギリス政府からロンドンとスコットランドなどを
結ぶ高速鉄道の車両合わせて866両と27年間の
保守点検事業1兆円で受注してきました。

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鉄道事業の今年度の売り上げは、2年前のおよそ3倍に
当たる5000億円を見込んでいて、主力事業になっていました。


車両はイギリス国内の工場で量産していて、

ゆくゆくはEU全域に対して『車両販売』並びに、
その保守・修繕まで請負うためのものでしたから。


イギリス国内に工場を設け、長い時間をかけて
イギリス国内で高速鉄道車両などの実績を積み、
さらにヨーロッパ全体への進出を目指すところでした。

しかしながら今回のイギリスのEU離脱は、
イギリスの工場から他のヨーロッパ諸国へ車両等を輸出する場合、
今後は数%~十数%の関税と、煩雑な各種手続きが必要となります。


ドイツ、フランスなど離脱を快く思わない国々が、
今後『英国製』車両を購入する際は政府部内・国民の反発なども予想されます。

ドイツのシーメンスやフランスのアルストム等との
競争に打ち勝つだけの力がなくなりました。


今後は資材費や人件費の上昇も懸念されます。

EU離脱を受けて日立は、イギリスに残っていくことが
必要かどうかも含めて社内で見直す必要があると発表しています。


日立イギリス工場の場所は?



日立製作所の高速鉄道の車両工場が鉄道発祥の地、
イギリスに2015年拠点を置きました。

場所は、イギリスの北のほうのニュートン・エイクリフです。

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イギリスの高速鉄道の新型車両の名前は「あずま」。





日立製作所が受注したイギリスの高速鉄道の新型車両の名前は「あずま」。

高速鉄道が走るイギリス東海岸と日本語の「東」にちなんで名付けられました。
車体の横にひらがなで「あずま」の文字もデザインされています。


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「あずま」は、イギリスの多国籍企業ヴァージン・グループ傘下の
鉄道会社が営業する2018年から運行される予定です。

時速約220キロで走行し、ロンドンとスコットランドの
首都エディンバラを約4時間で結びます。

これまでより20分ほど短縮されることになり
約4時間での運行を可能としました。

最大の特徴は電気・ディーゼル両用の動力を有していることです。


電化区間では架線より集電し、それ以外の区間では
床下のディーゼル発電機から電力を得ます。

日本の日立がイギリスでの鉄道受注に成功した背景には
最初に受注したCTRL線(路線図のピンク色の線)
での日立車両の信頼性の高さに対する好評価があります。


CTRL線を走る車両はクラス395(ニックネーム*ジャベリン)
は2009年12月に営業開始しています。

しかしその直後、欧州は空前の大寒波に襲われ、フランスの誇る
高速鉄道ユーロスター(TGV)がユーロトンネル内で故障し立ち往生しました。

最大でトンネル内に5編成の列車が故障で止まってしまい
、2500人の乗客が最大16時間飲まず食わず状態となりました。


この時。、営業開始直後の日本製クラス395も
救援に駆けつけ、500人を救出しました。

その後もこの大寒波でイギリスも欧州各国も列車は故障で混乱続き、
クリスマス休暇が台無しになりました。

そんな中、日本製高速列車だけはトラブルが全くなく定時運行していたのです。

日本製は故障が起きない事での実績が評価され、
この鉄道車両輸出成功に繋がりました。


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日立の株価はどうなる?


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日立の株価はイギリスEU離脱を受けて10%以上も暴落しています。
今後は、しばらく下の水準で推移していきそうです。

日立はせっかく電車の整備を英国から請け負いEUに
展開しようとしていた矢先にイギリスのEU離脱で残念です。

日立は今のところは先行き見えず株価も、どこで抑えられるか
不透明で現在のところは安心して投資する事も恐ろしい状況です。



参照:イギリスeu離脱で就職氷河期が2018年卒の学生に到来?

参照:eu離脱で就活に影響は2018年の2年後?

参照:イギリスがeu離脱でなぜ円高株価株安?