そもそもイギリスは、なぜEUから離脱しようとするのかと言いますと、
EUに加盟している事によって、中東やアフリカからの
難民を受入れなければならなくなるからです。

ギリシャなどの債務超過国なのに財政再建に真面目に
取り組んでいない公務員の給料や年金のカット等を
国を助ける為に、自分たちの税金が大量に
投入されてしまい負担が増えます。

こんな理不尽な縛りからの解放されたいと言うのが、
離脱派としての主張なのです。


イギリスEU離脱のメリット



・移民の流入を防げること



EU脱退の最大のメリットは、移民や難民を受け入れなくて済む事です。

また、移民や難民政策をEUが決めるのではなく
自分達でコントロールできる様になります。

欧州大陸の難民受け入れ問題から距離を置くことができるので、
テロ対策も幾分容易になるります。

移民や難民は財政出動が負担になるだけではなくて、
彼らが低賃金で働くことによってイギリス人の仕事が
奪われてしまっていたのです。


移民を受け入れなくて済む様になりますと、
自国民の就職口は確保されます。

しかし、経済が低迷するので就職口そのものが
極端に減ってしまう懸念は出てきます。



・英国の負担が減る



EU、ユーロ圏が抱えるギリシャ、スペイン、ポルトガルなどの
経済問題、負担増からも距離を置くことができます。

英国は毎週3.5億ポンド、年間で約200億ポンドをEUに
拠出金として支払っています。


EUから離脱すれば拠出金から解放されて、今までの拠出金を
国内の経済対策、社会保障、インフラ整備、国境警備の強化に割り当てられる。


・自国のことは自国でコントロールできる自由を得られる。



自分たちが選んだわけではないEUの高級官僚や政治家に、
取り決め・法律等を押し付けられ、
また多額の負担金を支払わされることがなくなります。



イギリスEU離脱のデメリット



・世界経済への打撃



イギリスEU離脱により、世界中の株価も大幅に下落しており
英国どころか世界経済にとってもデメリットがあります。


・対EU貿易のコストが上昇する



2014年時点で、EUは英国の輸出の44.6%、輸入の53.1%と、
対外貿易の約半分を占める。

離脱により、相互撤廃されている関税が課せられると、
輸出関税で競争力低下し、輸入関税で原材料のコスト増となる。


・時間とコスト面の問題



英国への対内直接投資残高は、ドイツへの約1.5倍、
フランスへの約2倍、日本への10倍以上もある。

時間とコスト面での負担が大きく
英国から他の欧州諸国や欧州外へビジネスを移転させる可能性が出てくる。


日本にとっての影響は?



イギリスEU離脱は、日本にとってはデメリットの方が多いです。
欧州の単一市場の窓口として、
多くの日本企業が英国に拠点を設けています。

EU離脱により、大きな戦略転換を強いられる形となりました。

欧州の経済市場の混乱懸念により、
現実に東京の株式市場は急落していますし、円も急騰しました。

アベノミクスというのは、突き詰めると日本の円安誘導の産物です。

さまざまな金融政策で円安に誘導してきたものが一気に吹き飛んでしまったのです。

企業業績が悪化すれば、税収も減ります。


EUにおけるイギリスの立ち位置



EUの中でもイギリスは初めからヨーロッパ大陸の諸国からは
一歩退いた立ち位置にありました。

イギリスはEU加盟国でありながらユーロ圏に加わらず、
独自通貨であるポンドを維持しています。

ヨーロッパ内の国境を廃止し、
行き来を自由化するシェンゲン協定にも加盟していません。


結果的には、ヨーロッパ大陸からイギリスに入国する際は
入国審査が必要となり、またユーロ圏の国々に波及した
欧州債務危機の影響を受けずに済んだ。

このイギリスの特殊な立ち位置は、イギリスが国家としての
独立を重視しながらもEUの意義を認めた結果の折衷案のようなものです。


EUができたことによるメリット




・他国に自由に物を持ち込める



EU内では、空港などの税関(所持品のチェック)が廃止され、
加盟国であれば他国に物を自由に持ち込める様になります。


・EU内の国同士での移動ができる



EU内では、出入国のパスポート審査がなくなり、
加盟国間であれば国内移動と同じように移動できる様になる。


・両替の手間が省ける



EU内では、共通通貨ユーロが導入され、両替の手間が省けます。

また、加盟国内では日米間で生じる円高(ドル安)、
円安(ドル高)のような為替変動による混乱も避けられます。


・世界的にも圧倒できる



小国が多いヨーロッパの国々が統合し一致団結する事で、
アメリカなどの大国と経済、外交上対等の関係に立てます。

参照:イギリスがeu離脱でなぜ円高株価株安?

EUができたことによるデメリット




・犯罪者を国に招く危険性が出やすくなる



物や人が国内のように自由に行き来できるので、
違法な薬物などがEU全域に出回ったり、
犯罪者が一国の領域を超えてEU全域に逃亡できるようになる。


・豊かな国は経済的な負担が出る



加盟国内に経済格差があり、均一性を求めると
経済的に豊かな国の負担が大きくなります。


・自国としての主張が通りにくい


EU内部の統一性を重視すれば、
加盟国は自国の主張を曲げなければならないことがある。

参照:eu離脱で就活に影響は2018年の2年後?