米Microsoftは、7月29日に「Windows 10」をリリースしました。
2012年の「Windows 8」から3年でのリリースです。

「Windows 9」に関してはリリースはされない様で、
8から飛ばして10になった様です。

 

バージョン名が「9」を飛ばした理由ですが、幅広い機器へ
包括的に提供するまったく新しい世代のWindows10と言う事の証を
強調して、これまでのWindowsとは違うこと訴えかけたかったのだろう。


Windows 10では、Windows 8の失敗を元に、パソコン以外の
機器でもWindowsを使ってもらうべく開発されたOSです。

 

わずか24時間で1400万台以上の端末にダウンロードされたそうです。
Microsoftは、2~3年以内に10億台の端末でWindows 10を
稼働させるのが目標と明言しているので、今後は主流となってくるでしょう。

 



 

■Windows 10の特徴


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Windows10は、XP→Vistaに変わった時と同様にOSの土台が
一気に変わった状態となっています。

Windows7で評価の良い使い勝手とWindows8.1でのずば抜けた速さや
アプリへの対応の融合がwindows10に詰め込まれています。

 

全体的な使用感としてはWindows7やWindowsXPに近いです。

Windows 10は、あらゆるデバイスに対応する統一的な
OSというMicrosoftのビジョンを追求するために、
ゼロから作り上げられたOSとなってます。


windows10では、強制的に自動更新となります。

その為、自動更新を拒否する設定が必要です。

 

参照:widows10自動更新をブロックするツール

 

・地図が3Dになった


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地図が3D表示にも対応する様になりました。
これにより、より立体的になりイメージが沸きやすくなりました。

190 以上の都市や有名な歴史的建造物が、高い忠実度で
再現されておりパソコンから世界中を巡るバーチャル旅行ができます。


左側のペインから [Explore in 3D] を選択すれば、
お気に入りの都市を探索できます。

 

・スタートメニューが復活

 

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Windows8はスタートメニューボタンとメニューがない状態でした。
Windows8.1ではスタートボタンのみがつきましたがメニューはありません。

Windows10は、スタートメニューが復活し従来の利便性を取り戻したのです。
スタートメニューをwindows7から使ってきたユーザーにとって、ないと言うのは
使いにくく不評だったので、その声に合わせて復活したのです。

 

左側に伝統的なリスト式スタートメニュー
右側にMordern UIと似ているメニューパネル

8.1のスタート画面と7のスタートメニューを組み合わせたものになっています。


ライブタイルと一緒にして、デスクトップアプリとWindowsアプリの
垣根を排除する工夫がされてます。

このライブタイルには、Windows8 と同様にの更新情報が表示されます。

 

Windows 8.1と同様に自由にピン留めしてソフトやアプリを追加・削除したり、
ライブタイルとして情報を自動更新で表示させることもできます。

大きさや位置も変更可能も可能となっており、自由自在に操れます。
ライブタイルは、表示をOFFにもできます。


また、Windows 8.1では横スクロールでしたが、縦に戻しています。

最近よく訪問されたアプリをスタートメニュー内の右側の
アプリタイトルに配置されます。

スタート画面のフィーチャーを組み合わせて進化させました。


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Windows 8/8.1では、ストアアプリが強制的に全画面表示と
なっていて使いにくかったが、Windows 10ではウィンドウ表示が可能となりました。

複数のウィンドウを開いた状態で作業ができる様になったのです。
これにより、作業中にウィンドウを覆う事がなくなりました。

 

・複数の仮想デスクトップ

 

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デスクトップを複数設定できます。

デスクトップを使い分ける事で、Excel、ゲーム、ネットなど別々にできます。
一つのデスクトップに、ごちゃごちゃ色んなソフトを起動しなくて済みます。

一つの画面に目的の違うソフトやアプリが混在していると、
作業が混乱してしまいますので、整理する意味では良いです。


例えば

・デスクトップ1 エクセル
・デスクトップ2 パワーポイント
・デスクトップ3 ブラウザ


この様に分ける事で、切り替えながら効率よく作業が進みます。

「Windowsキー+Tabキー」を押したら、新規仮想デスクトップの追加、
デスクトップの切り替え、デスクトップ間でのウィンドウの移動ができます。


・最新ブラウザ 「Microsoft Edge」

 

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Windows 10は、従来のInternet Explorerに代わる最新ブラウザー
「Microsoft Edge」が搭載されています。

全体的にシンプルになりましたが、機能面に大きな変化はありません。

 

Google ChromeやFirefoxなどのブラウザーに比べると、
スピードや拡張性、ウェブページの再現性などが劣っていました。


今や時代遅れのブラウザになったIEは、市場のシェアがどんどん小さくなっていきました。

 

Microsoftも大きな決断をして、Windows 10では新しいブラウザEdgeをサポート
する事に決めたのです。


Chrome、Firefoxの拡張機能は、そのまま使えます。

 

起動も表示も従来の「IE」から格段に高速化しています。
「Chrome」や「Firefox」と比べても遜色ない程の完成度です。

「Microsoft Edge」は以下の機能があります。

 

・読み取りビュー


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読み取りビューとは、Webページを画像と文字で構成された
読みやすい見栄えに変換してくれる機能です。

アドレスバーにあるアイコンをクリックするだけで背景が単色になり、
広告やメニュー表示などが消えて文字が大きく読みやすくなります。

 

複数ページの記事を1ページにまとめてくれ、閲覧しやすくなりました。

記事以外の情報を遮断して、記事を読む事に専念したい時に使えます。

広告などを省いて読むことができるので、邪魔されません。


見やすいフォントで書籍のように閲覧できる様になりました。
特にタブレット端末でウェブページを読む時に重宝します。

パソコンは、画面が大きいので読み取りを使わなくても、
それ程、困る事はありませんがタブレットなど画面が
大きくない端末では見やすくなります。

 

・WebノートによるWebページへのメモの追加

 

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Webページに手書きメモやコメントを追加できます。
開いている画面に直接手書き文字を書き込めます。

蛍光ペンでなぞったり、手書きメモ、テキストボックスでコメントを
書き加えられるので、重要な部分がひと目でわかるようになりました。


Webページで目当ての部分を赤丸で囲んだり、
ニュースサイトで重要な部分にマーカーを引くなどできます。

ノート感覚で、要所要所を際立たせる事ができる様になりました。


補足などがある場合は、テキストのメモとして書き込むこともできます。
重要な情報を忘れたくない時や情報を整理したいときに便利です。

 

○Webノートにメモする方法

 

①Edgeを起動して画面右上にあるアイコン(Webノートの作成)をタップします。

②アドレスバーの表示が変化し、Webノートモードに切り替わります。

③Webページの上をマウスでクリックし、そのままなぞるように動かすと、
その部分に線が描かれます。

 

タブレットは、タップしたまま指でなぞります。
標準では水色のペンが選択されています。

 

④最後に画面右上の保存をクリックすると、
Webノートの保存先が表示されます。

お好みの保存先を決めて保存します。

 

○ペンの種類や色の変更

 

ペンの種類は、画面左上にある2種類のペンのアイコンで変更できます。

色や太さを変更したいときは、選択しているペンのアイコンをクリックします。
消しゴムを使えば、書き込んだ線を消去できます。

 

・ノートやタブレットでバッテリー時間を延ばす



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Windows 10では標準で「バッテリー節約機能」を装備しています。

バッテリー残量が指定量を下回ると、バックグラウンドで動作
してるアプリの動作や通知を止めてくれます。

この機能には「設定」→「システム」→「バッテリー節約機能」
からアクセスできます。

バッテリー残量に応じて機能のオン/オフを自動制御することも可能です。

特にノートPCやタブレットPCなどを持ち歩いて利用する時には、
バッテリーを節約しなければなりません。

 

 

・音声認識アシスタント「Cortana」



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Cortana(コルタナ)は、マイクロソフトの検索エンジン「Bing」と連動し、
話しかけた言葉を理解され、質問に対する答えをインターネット上や
デバイス内から探し出してくれて、音声で教えてくれます。

 

Cortanaに問いかければローカルおよびウェブ上のデータから
正しい返答を検索してくれます。

「iPad」や「iPhone」の「Siri」や、Androidの「Google音声入力」と
似たような形となっており、話しかけるだけで操作や文字入力を可能になりました。



しかし、Windows 10のリリース時点では日本語への対応が見送られてます。
Microsoftは日本語に対応したCortanaを夏の間にInsider Previewを
通じてテスト公開することを発表しています。

 

これからの時代は、キーボードを打つだけでなく、喋る事で解決できる様になりそうです。

 

例えば

今週の予定は?⇒スケジュールを確認してくれる
今週の天気は?⇒一週間の天気予報を表示してくれる
明日の6時にアラームをセットしたい⇒6時にアラームセットしてくれる


○「しりとりしよう」と喋ると、普通に「しりとり」をしてくれます。

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○「私は生きる価値がない」と言うと「そうでしょうね」と、そっけない応答があります。

まだ、機械の限界はありそうです。


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今までキーボードを打ち込んだり、マウスをクリックしなければ設定や
表示が出来なかった事が、話しかけるだけで実現可能となったのです。

参照;音声認識の紹介動画

コルタナはテキストでも音声でも命令を聞いてくれます。

音声受付状態にするには、検索窓のマイクボタンを押すか、
設定で「Hey Cortana」キーワードの常時受け付けを有効にして
声でヘイコルタナ、から話しかける必要があります。

 

・タスクビュー

 

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スタートボタンの右に検索ボタンの右隣に新しい「タスクビュー」
ボタンが搭載されています。

これを押すと、起動しているアプリやファイル、仮想デスクトップの
サムネイルが大きく一覧表示でき、手軽に切り替えられます。

 

従来は、起動している全てを一気に一覧表示する事は出来ません
でしたので、使い勝手が良くなりました。

 

ウィンドウを分割

 

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ウィンドウが「4分割スナップ」できる様になりました。

デスクトップの四隅までウィンドウをドラッグすると、ウィンドウの
大きさがデスクトップの4分の1になります。

 

これでそれぞれの隅にウィンドウをドラッグすれば、
画面をキレイに4分割した形でウィンドウを配置できます。

ウィンドウ左右にドラッグすれば2分割されます。

広いデスクトップで複数のウィンドウを開きながら
作業する事が可能となりました。

 

Xbox Oneのゲームを遠隔プレイ

 

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テレビがなくてもXbox Oneのゲームを遠隔プレイできます。
実際にゲームをコントロールするにはコントローラーが必要です。

Windows 10に搭載された、Xboxアプリを利用すると、
マイクロソフトが販売しているゲーム機「Xbox One」と連携ができます。

 

Xbox Oneでプレイしたゲームの情報を見たり、友だちとの
コミュニケーションを楽しんだりできます。

ストリーミングができるとは、Xbox One本体にインストールされた
ゲームを、ホームネットワーク経由でWindows 10 PCやタブレット上で
ストリーミングプレイできるという機能です。

 

今までは、プレビュープログラム参加者のみ利用できました。
今回は、全ユーザーへ開放されています。

それによりパソコン上でXbox Oneのゲームをプレイが可能になりました。

 

パソコンからネットワーク経由でXbox Oneに接続して、
パソコン上にXbox Oneの画面を表示し、ゲームをプレイできます。

ノートパソコンなど無線LANでつながるパソコンを使えば、
Xbox Oneが接続されているテレビの前だけに限らず、
色んな場所でゲームを楽しむことが可能です。

 

○ストリーミング準備

・Xbox Oneを設置してネットワークに接続
・Xbox Oneとパソコンの両方で、同じアカウントを使ってサインイン
・パソコンをXbox Oneと同じネットワークに接続
・パソコンにXbox Oneのコントローラーを接続(USB)

 

■Windows10へのアップグレード

 

参照;Windows10へのアップグレード


参照;windows10アップグレード失敗しない方法


Windows 7とWindows 8を使っているユーザーは、
Windows10へ無償アップグレードが提供されます。

ただし、1年間限りと限定的の期間となっています。
その後に関しては有料となります。


■なぜアップグレートを無料にするのか?

 


マイクロソフトが無償でWindows 10への移行を加速させたいのは、
アプリや周辺機器を開発する開発者を増やしたいという思惑がある様です。

ユニバーサルアプリの導入やWindowsのサービス化により、
Windows 10向けアプリを開発しやすい環境を用意して、
Windowsプラットフォームの魅力を高めたい意図があります。

 

グーグルやアップルに遅れをとっているスマートフォン分野で
巻き返す為に、アプリの拡充が欠かせない状況です。

前回OSを振り返ると、2012年10月にリリースされたWindows 8の評判は、
極めて悪い状況でしたので、。急遽翌年10月にWindows 8.1を出す事態と
なっていましたが、根本的な問題は解決されていませんでした。

 

このままではOSを使うユーザーの評判が益々と評判を悪くしてしまう
懸念があった為に、一刻も早くWindows 10に切り替えてもらう必要がありました。

その為、期限を切ってアップグレードを無料にするのが
最も有効だと決断をしたのだと思います。



とにかく、評判の悪かったWindows8/ 8.1から切り替えて貰いたい一心で
期限付きの無償化に至ったと言う事です。

また最近は、Googleやappleに押され気味の状況です。

 

スマートフォンやタブレットの普及が伸びる中で伸びる中で、
使われるOSとは、appleのiOSやGoogleのAndroidが主流に
なりつつある中で、iOSやAndroidは毎年のように無料でアップグレードされる。

現在では、スマートフォンやタブレットが中心の時代となったが、
マイクロソフトはシェアを伸ばせずにいる厳しい状況です。


こうした他社の動きを察知して、マイクロソフトも頻繁にOSを
アップグレードして、無料提供することが不可欠としたのでしょう。

そこでWindows Phoneを止め、Windows 10でパソコンから
スマートフォンまですべてカバーするようにしたのです。


スマートフォンやタブレットはARM系のプロセッサを使うため、
OSの作りは別になるが、ユーザーから見た統一性を向上することにより、
iOSやAndroidとの差別化を図ろうとしているのです。

 

Windows 10へアップグレードする際のシステム要件は以下の通りです。

 

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最新バージョンの「Windows 7 Service Pack 1(SP1)」または
「Windows 8.1 Update」が動作している必要があります。